なんでサツマイモのことを「からいも」って言うの?由来について調べてみた!

さつまいも

「あぁー、からいもの天ぷら食べたいなぁ…」
と口にした時、え?何それ?と言われた事があります。いやいや、サツマイモのことでしょ!

関東地方では“からいも”は通じません。
これは鹿児島を中心とした九州地方でしか使われない方言なんです。

だから、鹿児島県民や宮崎県民が日常会話で使っている言葉

「からいもん天ぷら」

は当然ながら通じないんです!

そこで、なんで「からいも」って言われるのか、その語源についてちょっと調べてみました。

からいもと呼ばれる由来は?

「からいも」という言葉の裏には深い歴史がある事を知りました。
そもそもサツマイモは日本のお芋ではなく、中国から伝わった物だったのです!(薩摩発祥かと思っていた)

からいもの歴史

1604年(慶長9年)
琉球王国(沖縄県)の遣明使・野國総管が中国(当時は唐)の福建省で芋の苗を手に入れ、北谷間切野国村(嘉手納町)へ持ち帰り、琉球で広まったらしいです。

それから約100年後…

1705年(宝永2年)
薩摩山川(鹿児島県南大隅町)の船頭・前田利右衛門が琉球王国(沖縄県)へ赴いた際、帰りに甘藷を手に入れる。

これが唐の芋→「唐芋(からいも)」と呼ばれて薩摩で広まったわけです。

さらに、第八代将軍の徳川吉宗の命により、青木昆陽が薩摩に出向き、芋の苗を持ち帰り、「薩摩芋」と称し、江戸の小石川や下総の幕張村(千葉市)、上総の九十九里浜の不動堂村(九十九里町)で試験栽培され、東日本に広まったのです。

琉球から甘藷を持ち帰った前田利右衛門を祀る徳光神社(鹿児島指宿市)は「さつまいも発祥の地」とする碑が建てられており、別名「からいも神社」とも呼ばれているんだとか。

ちなみに、屋久島では「とういも(唐芋)」が変化した「とんぼ」、奄美大島では「とん」と呼ばれているみたいです。

何よりも、中国から伝わったというのが驚きですね…。

からいもを使った郷土料理

さて、鹿児島や宮崎ではこのサツマイモを使った美味しい料理が数多くあります。

その中でも最もポピュラーな郷土料理、それは「ねりくり(ねったぼ、からいも餅)」です!

僕の実家では「ねったぼ」と呼んでいました。

ねりくり(ねったぼ、からいも餅)とは、鹿児島県や宮崎県で食べられる、ゆでた餅と蒸したサツマイモを合わせて作る芋餅の一種です。
昔から、正月に余って硬くなった餅や水餅などを使って作られ、食べる時にはきな粉をまぶして食べられていたらしいです。

これがまた美味しいんですよね!

でも、家庭料理的な感じなので、鹿児島や宮崎に行っても中々食べる事ができないかも…?

我が家では、からいもといえば、やはり天ぷらでした!

良くあるサツマイモを薄くスライスした天ぷらじゃなくて、細切りしてかき揚げにした物を「からいもん天ぷら」って言ってましたね。

こんな感じ…

まぁ、家庭によって色々と異なるとは思いますが、家では天ぷら類は全てとんかつソースで食されていました。おかげで濃い味派ですよね。

周りに鹿児島や宮崎出身の人がいたら、「からいも」の話をするのも面白いかもしれません!