
今回は、アメリカン・フォックスハウンドの特徴や性格、寿命に飼い方、注意したい病気についてまとめてみました。
アメリカン・フォックスハウンドの歴史
16世紀中期に輸入された事がきっかけで、アメリカ合衆国原産の古い歴史を持つ犬種です。
ロバート・ブルックという人物がキツネ狩りをするため輸入したため、別名ではブルック・フォックスハウンドとも呼ばれています。
アメリカン・フォックスハウンドの走行スピードはなかなかのもので、はじめは人間が仕留めた獲物を捕獲しにいく役回りでしたが、次第に狩猟犬として自ら立ち向かうことが出来る犬種が求められ、のちに様々な特徴を持つフォックスハウンドが生み出されていきました。
現在では家庭犬としても海外で人気の高い犬種です。
アメリカン・フォックスハウンドの特徴や性格は?

起源:17世紀
元来の役割:キツネ狩り
現在の役割:キツネ狩り
体高(雄)インチ(cm):22-25(56-64)
体重(雄)ポンド(kg):21-24(10-11)
体高(雌)インチ(cm):22-25(56-64)
体重(雌)ポンド(kg):21-24(10-11)
アメリカン・フォックスハウンドの特徴
アメリカン・フォックスハウンドは四肢が細長く胴は短めで、大きさに比べやや軽量です。
とはいえ筋肉質な体はしっかりと引き締まっており、毛色はハウンドカラ―の代名詞であるホワイト&タンや、3色ほどミックスした特徴的な色合いも人気です。
また毛の長さは短めで、手触りも柔らかめです。
尾と耳は垂れており、とても軽快な足取りで歩くので、散歩の際もひときわ目を引くでしょう。
吠えると独自の声色を使うので遠くからでもよく聞きとる事が出来ますし、狩猟犬の名残りである集中力や探求心は現在も受け継がれています。
アメリカン・フォックスハウンドの性格
物事を冷静に判断する事が出来、見慣れない人には自分から擦り寄るような行為はせず、大人しく主人の指示を待てます。
集中力はとくに目覚ましいものがあり、お気に入りの玩具で遊ぶ時や、小型の動物を獲物と特定してしまった時は、没頭し追い掛けまわしてしまう傾向にあります。
家庭犬としての歴史は浅いですが、主人に対してとても従順かつ穏やかな性格をしているので、家庭においても周囲の状況を把握しながら子供や他の犬とも距離感良く突き合える犬種です。
アメリカン・フォックスハウンドは行儀がとても良いタイプでもありますので、屋内飼育にも十分向いています。
アメリカン・フォックスハウンドの飼い方
アメリカン・フォックスハウンドは持久力も相当なものですから、運動を毎日しっかりと行わせてあげましょう。
狩猟犬時代は10マイル(日本に置き替えると16km以上)はさらりと走りきるほど頼もしい体力を持っています。
アメリカン・フォックスハウンドの飼育は屋外や屋内共に向いていますが、俊敏に周囲の状況を感知するため気になる事があると、大きな吠え声をあげることもあります。
しつけは主人からの指示にしか従いません。
それほどに主従関係を重んじる正義感あふれる犬種でもありますから、できれば幼少期から様々な物事を教えてあげましょう。
アメリカン・フォックスハウンドの健康面の注意点
大型犬ですので、かかりやすい病気の一つに股関節形成不全があります。
また、血小板減少症も時折見受けられるため、仕草や歩き方に少しでも異変を感じた際は、動物病院で診察を受けましょう。
血液検査も必須です。
寿命は12、13歳と長寿のタイプですので、少しでも元気に過ごせる様に日々のケアが大切になります。
アメリカン・フォックスハウンドは被毛が短いので、週に1、2度ほどブラッシングをしてあげるだけでも十分です。
運動能力がとても高いアメリカン・フォックスハウンドには、毎日定期的にジョギングや駆けまわる時間を与えてストレスフリーにしてあげましょう。
かかりやすい病気
気をつけたい病気:血小板減少症
たまにみられる病気:特になし
しておきたい検査:血液検査
寿命:10〜13歳