今回は、ダルメシアンの特徴や性格、寿命に飼い方、注意したい病気についてまとめてみました。
ダルメシアンの歴史
ダルメシアンはクロアチアやユーゴスラビア原産と諸説ありますが、確固たる記録はありません。
人と共存しながら牧羊、狩猟、軍用、サーカスなど様々な場で優れた素質を活かし、堅実な姿から多くの人々に愛されてきました。
貴族に広まり馬車の伴走犬として知名度を上げた事もありましたが、映画「101匹わんちゃん」で大きく注目され、世界中で大流行しました。
現在では活躍の場を家庭やドッグショーへと移していますが、根強い人気があり日本国内でもたいへんポピュラーな犬種となっています。
ダルメシアンの特徴や性格は?

起源:古代
元来の役割:伴走犬
現在の役割:伴侶犬
体高(雄)インチ(cm):19-23(48-58)
体重(雄)ポンド(kg):40-60(18-27)
体高(雌)インチ(cm):19-23(48-58)
体重(雌)ポンド(kg):40-60(18-27)
ダルメシアンの特徴
体高はおおよそ55㎝、体重はおおよそ25kgと中型~大型となっています。
全体的にとてもバランスが良く、筋肉質で無駄のない体格はたたずんでいても歩いていても、魅力的に目を引きます。元気で活発な行動力と体格以上のスタミナを持つなど優秀な体質ですので、毎日の運動量が多く必要な犬種でもあります。
ダルメシアンは飼い主の指示にとても機敏に反応する事が出来、知性溢れる一面も人気の理由の一つとなっています。
体毛の水玉模様はブラックが主流で、ホワイトベースの短毛はすべらかな触り心地をしています。
ダルメシアンの性格
様々な仕事を担い結果を残した犬種ですので、状況判断が上手にでき頭の回転もよく、見知らぬ人へは警戒心を抱き飼い主や家族を守ろうとします。
反面、飼い主に対してとても愛想が良く元気いっぱいに行動しますが、上品さや愛情深い一面も感じられるため、癒される人も多いでしょう。
ダルメシアンは愛情や運動量が減少するほど性格の欠点が浮き彫りになってしまうタイプでもありますので、毎日しっかりとスキンシップをはかると共に、一緒に運動を楽しんで下さい。
伴走犬の名残りから、現在でも馬と相性良く過ごす事が出来ます。
ダルメシアンの飼い方
1日1時間以上の散歩は、通常の歩行に加えジョギングやダッシュを加えると、運動量をしっかりと消費する事が出来ます。
ダルメシアンは持久力もエネルギーもたいへん多い犬種ですので、毎日運動する事でストレス解消にも繋がります。
寒い地域では屋外での飼育が難しいため、家庭内での飼育がお勧めです。
一年間通して抜け毛が多い性質もありますので、清潔さを保つ事を心掛けましょう。
ブラッシングは必須です。
ダルメシアンは家庭では穏やかに、屋外では元気はつらつと行動を分けて考えられる賢さも持っていますので、行き来させてあげる事でメリハリある暮らしになります。
ダルメシアンの健康面の注意点
ダルメシアンには独特の体質があり、尿酸を排出します。ですから時折尿路結石を患う可能性があります。
また、目や耳の病気にかかりやすく、中には聴覚障害を持つ個体もいますので、丁寧なしつけが必要です。
そのほかにアレルギーや股間節形成不全を患って生まれてくる可能性もありますから、しっかりと検査を受け的確な飼育方法を学びましょう。
水玉模様がブラックやブラウンなど複数のカラーである場合、たいへん臆病な気質に成長しますので、獣医に生育のアドバイスを受けることをおすすめします。
ダルメシアンの寿命は14年ほどです。
かかりやすい病気
気をつけたい病気:アレルギー(異常敏感症)、てんかん
たまにみられる病気:股関節形成不全
しておきたい検査:聴覚検査
寿命:12〜14歳
注意:尿酸を分解しにくいため、尿結石ができやすい。